ニーチェと七歳児
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」は、19世紀のドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェの言葉です。
長女(8歳)が七歳の時に、急にこの言葉を使ったので驚いたことがあります。
怪物と戦う物は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気を付けなくてはならない。深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
書籍「善悪の彼岸」第146節より
この言葉を聞くと、暗闇に二つの目が浮かんでいて、こちらをじっと見ているイメージが湧くので、ゾッと背筋が寒くなります。
たしかに、夜中にこの言葉を思い出すと怖くてトイレ行けないよなぁ、と思います。しかし、七歳であんた、すごいよ、と感心してしまいました。